親愛なるロータリーの支援者、そしてロータリーリーダーの皆さま
本日は2018-19ロータリー年度の初日、共にロータリーの新たな役割に取り組む最初の日です。また、各役割の前任者たちからリーダーシップのバトンを受け取り、後任となる人たちにバトンを渡す準備を始める日です。私たちが職務を全うし1年後に退任する頃には、クラブや地区はさらに大きく、強く、効果的で=となり、ロータリーに全力をつくし、その価値をよりいっそう高めていることでしょう。
ロータリーの役割におけるリーダーシップは、その性質から、リレー競争によくたとえられます。それは個人競技ではなく、チームとして行うものです。私も含め、今年度のリーダーとなられた皆さまが一つのチームとなるのです。私たちは同じ目的をもっています。それはロータリーの奉仕によって世界を変えること。一つひとつのプロジェクト、クラブ、そして地域社会の力によって変えていくのです。
今年のロータリー年度のテーマは「インスピレーションになろう」です。私は長年にわたり、ロータリアンが活動を通じて真に意欲を高めていく姿を見てきました。奉仕を通じて最も大きな影響をもたらす人とは、必ずしも多くのリソース、豊かな経験、または幅広い人脈をもつ人ではありません。大きな影響を生むのは、インスピレーションを得た人たちです。何かをした経験、見た経験、または誰かに会った経験など、その経験で心に火がともされ、奉仕のインスピレーションを得たのです。
今年度、ご自身の中にインスピレーションを見出すだけでなく、人びとへのインスピレーションとなってください。奉仕に意義を見出し、影響を生み出す者としての自己を認識し、さらに多くを成すことに意欲を燃やすロータリアン同士で力を合わせ、力強いクラブと地区を築いていきましょう。情熱をもって模範となり、現在よりもはるかに堅実な未来へとロータリーを導いてください。
私も皆さまも、また世界各地のガバナー、クラブ会長、ロータリー役員は皆、本ロータリー年度のために選ばれたわけです。私たちは、目下の活動を遂行する最善の人材としてロータリアンの仲間から信を置かれ、そして選ばれました。私はこれからの12カ月間、力の限り専心努力する所存です。皆さまにもそうしていただけると信じております。「インスピレーションになろう」のテーマを、共に実現しましょう。
心を込めて
2018-19年度国際ロータリー会長
バリー・ラシン |